ブルーノのブレンダーはお手頃なのに可愛いな。ブラウンは有名だし品質はよさそう。離乳食づくりで初めて買う予定だけど、何が違うのかな?
こんな悩みに答えます。
最近人気のブレンダー、イデアインターナショナルのブルーノ(BRUNO)と、デロンギ製のブラウン(Braun)。
ブレンダーは離乳食作りで初めて選ぶ方が多いのではないでしょうか?食材をすりつぶす作業は、手間と時間がかかって大変です。すりつぶすための道具も揃える必要があります。
1日1回の離乳食は、日に日に食事量も増え、2回食、3回食と回数も増えていきます。
大人とは別に子どもの離乳食を用意するのは、かなり負担です。
そこで、ブレンダーがあればかなり時短。楽になります。もちろん料理のレパートリーの幅も広がります。
この記事ではブラウンブレンダーとブルーノのブレンダーを、実際に使ってみた私がどれを買うべきなのか実体験を踏まえながら解説します。
この記事を読むことで、あなたがどっちを買うべきなのか分かります。
【比較結果】どっちがおすすめ?
ハンドブレンダーを長く使いたいなら、ぶっちゃけ
ブラウンがおすすめです。
Braunのシリーズの中でも、BRUNOと同等の機能が欲しいという方は、品質&使いやすさ&コスパの点でマルチクイック 7 ハンドブレンダーMQ7035IGWHをおすすめします。
ブラウンはモデルが多くてややこしいですよね。この記事には、ブルーノと同程度の機能をもつ、ブラウン製品の比較表を掲載してるので確認してくださいね。
混ぜる・つぶす・泡立てる・みじん切り・砕くをしっかり使いたい場合は、ブラウンのMQ5045、MQ7035IGWH、MQ7035XIS(100周年限定モデル)、MQ9145XS(最上位モデル)、MQ745が対応しています。
最初から氷を砕く機能が不要な方は、MQ5235WH(2023年9月発売)、MQ5064(代わりに野菜ヌードルが作れます)、MQ535GY、MQ735があります。コスパのよいのはMQ5235WH、MQ535GYがおすすめです。
離乳食作りにブラウンのブレンダーをおすすめするポイントは以下の2点
・攪拌パワーが強い
・耐熱温度が高く、高温の食材でも調理がスムーズ
では詳細を見ていきましょう。
ブラウンとブルーノを比較
ブラウンのマルチクイック7 MQ7035IGWH、マルチクイック5ヴァリオ MQ5045と、ブルーノのブレンダーについて、「離乳食作り」「音の大きさ」「重さ・持ち手の部分」「耐熱温度・使用時間」でそれぞれ比較してみましょう。
離乳食作りで比較
ブラウンのブレンダーは離乳食作りにぴったり。コーン・かぼちゃ・ごぼうスープなども一瞬で作れます。おろしディスク対応のモデルは、りんごのすりおろしもできますよ。
ブレンダーの耐熱温度は100℃のため、調理中のお鍋にブレンダーを使えます。
野菜をブレンダーで一緒にスープに混ぜられるので、離乳食だけでなく野菜嫌いの子どもたちにも食べてもらえます。
ブルーノのブレンダーも同じくお鍋やボウルの中で使うのはOKです。
ただし、鍋をコンロからおろして粗熱をとり、よく冷ましてから使う必要があるので注意してください。耐熱温度は50度です。
離乳食はゆでるなど、基本加熱しながら作ることが多いので、冷ますまでに時間がかかります。
音の大きさで比較
ブラウンとブルーノの音の大きさはどうでしょうか?
ブラウンのマルチクイック7シリーズは、握る力を変えるだけでスピード調整が自由自在。口コミ通り、音はそこまで気になりません。
私もブラウンマルチクイック7シリーズを使用していますが、ハイパワーで撹拌しても「あれ?思っていたよりも音は小さい」という印象です。(手持ちのミキサーやフードプロセッサーの音の方が結構大きいので、比にならないです)
マルチクイック5 ヴァリオのMQ5045は、21段階のダイヤル調整+ターボ機能でスピード調整が可能で、音の大きさもこれくらいか、という口コミが多いです。
一方、ブルーノはスイッチON/OFFのみ。強弱は特になく、フル回転でモーターが回転。口コミでは音が大きい、小さいに分かれてしまっているようです。
いずれにせよブルーノでもブラウンでもブレンダーを使用すると音が気になるので、赤ちゃんが寝ているときの使用は敬遠気味になりますね。
重さ・持ち手の部分で比較
ブラウンブレンダーは両方とも800gを超えます。MQ7035IGWH(850g)・MQ5045(890g)は比較的重めです。持ち手の部分はゴムグリップとなっているので、滑り落ちたりはしません。
横のプッシュボタンを押すことでシャフトを外せます。他のアタッチメントにワンタッチで交換できます。
攪拌シャフトを水洗いする場合も、電源部分に水がかからないので安心です。
ブルーノは570g。少し細めの作りになっていて、女性の手でも持ちやすいです。ブルーノの場合、持ち手を回転してアタッチメントを取り外すことができます。
【決め手ポイント】耐熱温度と使用時間で比較
ブラウンのブレンダーの耐熱温度は100℃。レンジで作ったアツアツのおかゆや、炒めたばかりの玉ねぎでもすぐにブレンダー調理ができます。
連続使用時間は1分。もし量が多くても3分休止してから、またブレンダー調理できます。
一方、ブルーノのブレンダーの耐熱温度は50℃。少し冷ます時間が必要ですので、スープづくりには不向きです。
連続使用時間は3分。もし3分以上使う場合は、30分以上の休止が必要です。少ない調理であれば3分を超えることはありませんが、作り置きなど量が多いと超えてしまいそうですね。
「30分?!」
私はこの注意書きが気になってしまったので、ブルーノはやめました。焦げ臭い、煙が出たといったレビューを見かけますが、このことを知らずに使っているのではないかと思います。初期不良のものが混ざっているのでしょうか。
料理の幅を広げたいのであれば、長く使えるブラウンのブレンダーをおすすめします。別売のアタッチメントも豊富なので買い足しできます。
なかでもスマートスピード機能がついたMQ7035IGWHはブラウンシリーズの中でもコスパが良いのでおすすめです。
その他の比較【まとめ】
ブラウンとブルーノのブレンダーを比較表で確認しましょう。
外観 | ||||
BRUNO マルチスティックブレンダー | マルチクイック 5 ヴァリオ フィット ハンドブレンダー MQ 5045 | Braun マルチクイック 7 ハンドブレンダー MQ7035IGWH | マルチクイック 9 ハンドブレンダー MQ 9145XS | |
発売年 | 2019年 | 2016年 | 2022年 | 2021年 |
税込価格 | 7,150円 | 14,800円 | 16,280円 | ¥27,280 |
つぶす | ● | ● | ● | ● |
混ぜる | ● | ● | ● | ● |
泡立てる | ● | ● | ● | ● |
みじん切り | ● | ● | ● | ● |
スライス | × | × | × | × |
こねる | × | × | × | × |
せん切り | × | × | × | × |
すりおろす | × | × | ● | × |
砕く (2cm角の氷の数) | ● (8個まで) | ● (14個まで) | ● (14個まで) | ● (14個まで) |
ブレンダーカップ | 500ml | 600ml | 600ml | 600ml |
チョッパーボトル | 300ml | 1250ml | 500ml | 1250ml |
外寸※ | 63×68×365mm | 70×70×400mm | 70×70×415mm | 65×70×410mm |
重さ※ | 570g | 890g | 850g | 1030g |
耐熱温度※ | 50℃ | 100℃ | 100℃ | 100℃ |
耐熱温度 (その他) | 50℃ | 85 ℃ | 85 ℃ | 85 ℃ |
消費電力 | 200W | 400W | 400W | 500W |
回転数※ | 15500回/分 | 13600回/分 | 13800回/分 | 12800回/分 |
連続使用時間 | 3分 | 1分 | 1分 | 2分 |
必要休止間隔 | 30分以上 | 3分 | 3分 | 3分 |
コード長さ | 1.5m | 1.2m | 1.2m | 1.2m |
食洗機対応 | × | ● | ● | ● |
スピード調整 | × | 21段階ダイヤル調整 | 自由調整 (スマートスピード) | 自由調整 (アイモード/スマートスピード) |
セーフィティーロック | × | × | × | ● |
カラー | ジンジャーブラウン アイボリー グリーン ピンク ブルーグレー など | ホワイト/ライトブルー (1パターンのみ) | ホワイト/グレー (1パターンのみ) | ブラック/シルバー (1パターンのみ) |
※ブレンダー使用時。
ブルーノのブレンダーはカラー展開が豊富ですね。そして安い。また、少し小さめで軽い作りになっています。
一方、ブラウンのブレンダーはモデル展開が豊富で(機種を選ぶのが大変だけど)、モーターのパワーが4000W〜500Wとパワフル。スピード調整も融通が効きます。そのため少し価格が割高になっています。
(この記事には記載していませんが、最上位機種のマルチクイック9シリーズはさらにパワフルで、コーヒー豆も挽けます。やはりお高めです。)
「スライス・こねる・せんぎり・すりおろす」といった機能は、比較表に掲載されていない機種にあります。ブラウンの別モデルで可能です。
私は「すりおろす」が欲しかったので、2020年に発売されたMQ7035を購入しました。大根おろしは感動しました。りんごのすりおろしもできますよ。7035IGWHは「すりおろす」機能がついています。
>>【使って分かった】ブラウンハンドブレンダーのおろしディスクで大根おろし!使い方とレビュー 記事を読む
ブラウンとブルーノのブレンダーで、スペックで大きく違う点は、耐熱温度、安全装置やスピード調整機能の有無、カラー、価格。ここも選ぶ際のポイントです。
ブラウンとブルーノのブレンダーの特徴
せっかくだから離乳食で使う機能以外もついているブレンダーがいいですよね。ブラウンもブルーノのブレンダーも1台5役で、料理の様々なシーンで活躍します。
では、ブラウンとブルーノのブレンダーは何が違うのか?特徴をそれぞれ解説します。
ブラウンのブレンダーの特徴
Braun(ブラウン)は、1921年にドイツで創立した小型電気器具メーカー。100年以上続く老舗ブランドのブレンダーは、ステンレス製のブレードを覆うベル型のカバーが特徴。
ベル型のシャフトで食材はきめ細やかでなめらかな仕上がり。
そして超硬ステンレス製ブレードがそれぞれ逆方向に傾いているため、混ざり方が均一になり、食材が詰まりにくくなっています。
すべてのモデルが食器洗い機に対応しています。一部のブレード等は手洗い必須ですが、お手入れが簡単ですね。
ブラウンはスタンダードモデルからハイグレードモデルまで飛び散り防止機能が搭載しています。
マルチクイック7以降の上位機種は、握ってスピード調節できる「スマートスピード」を搭載。幅広い調理に対応できる汎用性と操作性で人気です。
付属品パーツが沢山あるのですが、しっかり収納もできますよ。我が家ではニトリの吊り戸棚ストッカースリムを使用しています。(写真のものは現在は廃番のようで、後続品に吊戸棚ストッカー Nブラン2があります)
ブルーノのブレンダーの特徴
BRUNO(ブルーノ)はイデアインターナショナルが提供するブランド。北欧デザインのキッチン・インテリア雑貨など多数展開しています。特にホットプレートは機能性とデザインが人気です。
ブルーノのブレンダーも北欧カラーで展開されています。中国製ですが、1台5役の機能性も魅力的です。
ブルーノのブレンダーの特徴は、カラー展開が豊富な点です。過去に6色以上展開しているブレンダーは、他メーカーにはありません。キッチンを明るくしてくれるでしょう。
少し小さめの作りなので、ゴムグリップがなくても持ちやすいかもしれませんね。
一点、注意ですが、「3分使ったら30分以上間隔を空けて使う」必要があります。離乳食作りで食材をまとめて処理する場合、あっという間に時間が経過してしまうので注意が必要です。食洗機には非対応なので注意してくださいね。
そしてモーターのパワーが200Wと低め。泡立て器やみじん切り目的の使用は、長引きがちなので更に注意が必要です。
(焦げ臭いことがある、という口コミはこの長時間利用が原因かもしれませんね。)
ブラウンのブレンダーがおすすめな人
ブラウンのブレンダーは、ハンドブレンダーの中で人気の高いブランド。BRAUNマルチクイックシリーズは機能や操作性に安定感のあるハンドブレンダーです。
1万円前後と予算は少し高めですが、機能性と使いやすさを求める方にはおすすめのハンドブレンダーです。料理の幅も広がりますね。
アタッチメントは別売りされているので、もし故障した場合なども必要に応じて買い足しできます。
ブルーノのブレンダーがおすすめな人
ブルーノブレンダーは可愛さ重視の人におすすめです。機能も多くコスパも良いです。可愛いキッチン家電で、離乳食作りを頑張るためにテンションを上げたいという人にはおすすめです。
販売開始から数年経過していますが、ブルーノのブレンダーについて、口コミで焦げ臭い匂いがするといくつか見かけます。初期不良の可能性もありますが、長時間の運転が原因です。この注意書きは安全の為にも守りましょうね。
迷ったらブラウンのブレンダーを選ぼう!
この記事を読んでいるあなたは、離乳食作り以外にも使えるブレンダーを探していませんか?
料理の幅を広げたいのであれば、長く使えるブラウンのブレンダーをおすすめします。別売のアタッチメントも豊富なので買い足しできます。
なかでもスマートスピード機能がついたMQ7035IGWHはブラウンシリーズの中でもコスパが良いのでおすすめです。
もしも、そこまで使う頻度がなく可愛いブレンダーが必要なのであれば、ブルーノブレンダーをおすすめします。