
ファルスカのコンパクトベッドは省スペースで使い勝手がよさそう。
でもどの種類を選べばいいのかな?寝返りはじめても使えるのかな?使えなくなる時期はもっと早くなるって本当かな?大きいサイズがいいのかな?デメリットはなんだろう?
こういった疑問に答えます。
この記事を読むと分かること
- ファルスカコンパクトベッドの使用適齢期
- より長く使う方法
- サイズの選び方
- ラージサイズの使用感とデメリット
筆者は転勤先の狭めの賃貸で、ファルスカコンパクトベッドフィット ラージを使用して5ヶ月になります。
ベビーベッドが置けなかったり、転勤などで引越が中々できなかったりという環境面の悩みや、赤ちゃんが使ってくれないかもしれないという不安があり、選ぶのはめちゃくちゃ悩みますよね。
我が家のマンションは、寝室にベビーベッドを置くとクローゼットが開けられない狭めの間取りで、赤ちゃんの寝床をどうするか、準備期間の妊娠中は随分悩まされました。
一日中ほとんど寝て過ごす赤ちゃんにとって、ベッド選びは重要です。
しかしベビー寝具は値段もそれなりにするので、長く使いたいし、慎重に選びたいところですよね。

ファルスカのコンパクトベッドであれば、床でもベッドの上でも使えますし、畳めるので省スペース。持ち運びもできる人気のベッドです。
本記事では、ファルスカのコンパクトベッドの使用適齢期や、より長く使うための裏ワザや選び方を徹底的に解説します。
もう一度言いますが、本記事は徹底的なので長文です。
ファルスカのコンパクトベッドの簡単な口コミだけを読みたい方は、本記事を読むのをここでやめてくださいね。
最後まで読んだ方だけが、ファルスカのコンパクトベッドの選び方、コンパクトベッドを長く使うための裏技がわかります。
超特急で知りたい方は、目次のナビを活用してください。
ファルスカコンパクトベッドの使用適齢期は?
ファルスカのコンパクトベッドの種類を簡単に説明します。
ファルスカコンパクトベッドのサイズ
サイズは主に2つ「ノーマルサイズ」「ラージサイズ」があります。

- ノーマルサイズ
- 外寸…幅60x奥行90x高さ19cm
- 内寸…幅50x奥行80x高さ13cm
- 折り畳んだ状態…幅70x奥行24x高さ60cm
- 重さ…3.5kg
ノーマルサイズは3種類。「フィット」「フィットオーガニック」「ライト(春夏用)」
- ラージサイズ
- 外寸…幅70x奥行120x高さ19cm
- 内寸…幅60x奥行110x高さ13cm
- 折り畳んだ状態…幅70x奥行24x高さ60cm
- 重さ…5.5kg(付属品全て込み)
ラージサイズは2種類。「フィット」「フィットオーガニック」
コンパクトベッドはベビー布団と同じようなサイズに見えますが、フレームの部分が7cm程度あるので、赤ちゃんが入るスペースは少し小さくなります。
で、おすすめのファルスカベッドは一体どれなんだ、というと
一番おすすめできるのは、「フィット」でも「ラージ」でもなく
「フリー」というタイプです。
ファルスカコンパクトベッドの中で、フレームを倒せるタイプ。これについては後述します。
先にいうとシリーズの中では最強じゃん・・というコンパクトベッドです。
コンパクトベッドはいつまで使えるか

ファルスカ公式サイトではノーマルサイズとラージサイズの使用適齢期を回答しています。
公式サイトではノーマルは12ヶ月、ラージは36ヶ月と回答
ファルスカ公式販売サイトのQ&Aでは、以下のように答えられています。
Q.ファルスカ コンパクトベッドフィットLはいつまで使用できますか?
A. コンパクトベッドフィットLは、生後0ヶ月から約36ヶ月までご使用いただけます。コンパクトベッド『フィット』『ライト』は、生後0ヶ月から約12ヶ月までとなります。
O-BABY.net https://www.o-baby.net/
ノーマルサイズは12ヶ月、ラージサイズは36ヶ月(3歳)までとのことです。
実際に使用できる期間は?(口コミ・レビュー)
一方、口コミ・レビューはどうか?それぞれ見ていきましょう。
寝返りが激しくなって7ヶ月まで使いました
Amazon公式サイト コンパクトフィット (https://www.amazon.co.jp/ファルスカ-farska-コンパクトベッド-フィット-746068/dp/B00HE4T8VW)
5ヶ月にはいり寝返りをするようになり窮屈みたいで夜頻繁に起きて泣くようになってしまった
楽天市場 コンパクトフィットラージ (https://review.rakuten.co.jp/item/1/253127_10000526/1.1/sort3/)
半年過ぎたら両親と同じ布団で寝ることになった
Amazon公式サイト コンパクトフィット ラージ(https://www.amazon.co.jp/ファルスカ-farska-コンパクトベッド-フィット-746070/dp/B00HE4T8VM/ref=psdc_345966011_t1_B00HE4T8VW)
口コミ・レビューでは、実際に使用できた期間はバラバラのようです。
全体的に、ファルスカ公式サイトが回答している年齢よりも、早めに卒業してしまったという口コミがいくつかあります。
公式サイトの回答と口コミ・レビューの回答の差が、コンパクトベッドのサイズ選びを難しくしているようです。
コンパクトベッドのサイズは子どもの発育曲線に合わせている
なぜ公式サイトの使用適齢期と実際の口コミに差があるのでしょうか?
ノーマルサイズ、ラージサイズそれぞれのサイズと、幼児身体発育曲線を照らし合わせてみましょう。

男女の身長です。発育曲線の図の標準帯で以下のことがわかります。
・12ヶ月ごろに身長は70〜80cmになる
・3歳ごろに身長は86〜100cmになる
赤ちゃんが寝たときにベッドに少し余裕が欲しいので、大きめの身長の方にさらに+10cmの余裕を持たせてみましょう。ファルスカのコンパクトベッドの10cm足すと、
ノーマルサイズに80+10cmで90cm(=縦の内寸)
ラージサイズは100+10cmで110cm(=縦の内寸)になっていることがわかります。
つまり、子どもの身長に合わせれば、それぞれ12ヶ月、36ヶ月まで使えるということですね。
公式の回答は間違いではなさそうです。
つまり、口コミ・レビューにあった通り、赤ちゃんが動き出す「寝返り期」をどう乗り越えるかが、コンパクトベッドを使い続けるポイントです。
ファルスカコンパクトベッドは寝返りし始めても使える?

寝返りし始めても使えるか、の答えは
使い方によっては、使える。です。なんて答えだ、、、
「ベッドで安静にしていられる状態」は、口コミにあるように、赤ちゃんが手足を動かしたり、寝返りを打つようになったりすると難しいでしょう。
しかし、赤ちゃんの成長はそれぞれ。体の動かし方も個性なので、コンパクトベッドを標準のままで使っていては、「いつまで使える」とは言い切れない部分があります。
長く使うためには、コンパクトベッドを工夫して使う必要があります。
ここでは、コンパクトベッドをどのように使えば長く使えるのかを説明していきます。
より長く使う方法は?【裏ワザを紹介】
ファルスカのコンパクトベッドは、
意外とフレキシブルに使える作りになっています。
ここでは、他では紹介されていないコンパクトベッドの使い方を解説します。
ファルスカコンパクトベッドのマットは分解が可能
ファルスカのコンパクトベッドは本体カバーを取り外すことができます。
ファスナーを開けると、マットレスの部材をバラバラに取り出す事ができます。
上部、右上、左上、右下、左下、下部の6つのフレーム部材と、背面2つの部材を必要に応じて取り出せます。

写真は全てラージサイズのものです。ノーマルサイズの場合でも、同様の構造なので参考にしてくださいね。

※うつ伏せ寝による窒息を防止する意味でも、できればフレームは残した方が良いですが、赤ちゃんの乗り上げが気になる方は、部材を取り出せばよいでしょう。
サイドパッドを取り外す・移動することが可能
サイドパッドは標準では赤ちゃんの頭を囲うようにコの字型に取り付けられています。
サイドパッドはマジックテープで簡単に取り外す事ができます。


サイドパッドはL字型に取り付けることもできます。片側が壁であったりベッドから落ちそうであったりするなら、サイドパッドがクッションになります。

L字にするだけで、赤ちゃんのお世話やオムツ替えや授乳が楽になりますよ。
もちろん大人がコンパクトベッドに寝ぼけながら侵入してしまったり、大人の布団で赤ちゃんを塞がないように十分に気をつけてくださいね。
また、赤ちゃんがベッドからはみ出してしまった場合、頭を打ったりしないように、周りには何か敷物を用意しましょう。
昼間はベッド以外の使い方が可能
赤ちゃんは昼夜の区別がついてくると、昼間はリビングで過ごすことが増えます。
コンパクトベッドはプレイマットとして使うことえます。高反発マットレスなので、赤ちゃんがお座りして遊ぶには最適です。
- サイドパッドの取り外しができます。
- マットレス部材を取り出し、寝返り期の「はみ出してしまう」問題を解決できます。
- フレームが無くなると、落ちるリスクも高まるので十分に注意しましょう。
- 「プレイマット」として利用できます
寝返り対策は必要
寝返りでサイズアウトしてしまう問題は、ファルスカコンパクトベッド以外を使ったとしても避けられません。
コンパクトベッドを届いた状態で使い続けるのは、正直難しいと思います。
口コミ・レビューにあった通り、赤ちゃんが動くようになると、サイズアウトして使えなくなってしまいます。
ですが、少し手を加えるだけで寝返り期に入っても、使い続けることはできます。
ファルスカコンパクトベッドのサイズの選び方
これまでの通り、赤ちゃんの成長に合わせて単純には選べないことがわかります。
ここではノーマルサイズがいいのか、ラージサイズがいいのか、目的シーン別にお答えします。
そもそも、いつから大人の布団で寝られる?

ベビー布団は、SIDS(シズ:乳幼児突然死症候群)予防や背骨の成長の観点から、3歳まで使うことが推奨されています。
つまり、大人の布団で寝られるのは3歳以降になってからです。
目的シーン別サイズの選び方
寝室のベッド/リビングでお昼寝用として使う
使う目的がはっきりしていて、長く使いたい場合はラージサイズをおすすめします。お昼寝用にのみ使う場合はリビングの隅に折り畳んでしまうことができます。

リビングー寝室を移動して使うことは可能なのですが、ラージサイズは大きめです。
コンパクトといっても行ったり来たりするのは大変ですので、その点は注意しましょう。
ラージサイズがおけるスペースがあればミニサイズのベッドをおくこともできます。
移動が多い・コストを抑えたい
里帰りや旅行、友達の家に訪問するなど、赤ちゃんと一緒に移動することが多い場合はノーマルサイズをおすすめします。ノーマルサイズは3kg程度なのでリビングー寝室間も手軽に持ち運びができます。

車での移動ならばラージサイズでも問題ないですが、電車での移動は正直ラージサイズは大きく、5kgと重いので大変です。ノーマルサイズの中でもよりコストを抑えたいのであれば、「フィット」よりも「ライト(春夏用)」がおすすめです。
里帰り・低月齢期のみ使う
赤ちゃんが小さい時期だけ使うと決まっているのであれば、ノーマルサイズで十分だと思います。もし、2・3ヶ月の間だけの短い期間のベッドが必要であれば、ベッドインベッドも候補に入れていいでしょう。
ファルスカコンパクトベッドの大は小を兼ねる?ラージサイズの使用感とデメリットは?
ファルスカのコンパクトベッドフィットラージはどうでしょうか?新生児期・現在の使い方と、5ヶ月使ってみた感想を紹介します。
新生児期の使い方
我が家ではベッドマットレスの上にコンパクトベッドを置いています。娘と母親の私が横に並んで寝ている感じです。

新生児の頃は、周りに大判のタオルケットを筒状に巻いたもので囲みました(子宮の中を思い出して、安心するらしいです)。
枕はタオルのみです。
敷パッドの上には、バスタオル、そして背中スイッチを軽減するために、イブルの抱っこ布団を敷布団代わりに使っていました。
現在の使い方
娘の成長に合わせて、カスタマイズしました。

こんな感じです。娘は向き癖があり、頭が絶壁になってきたので、ドーナツ枕に替えました。ラージサイズにはドーナツ枕が付いていないので、別で買いました。
使ってみた感想と使って分かったデメリット
・大人の寝相から守ることができて安心
コンパクトベッドのフレームがあることで、赤ちゃんのスペースが確保された安心感があります。また寝相が悪い大人の手やかけ布団が侵入して埋れてしまわないかという心配も、フレームがあれば心配ありません。
大人用のベッドマットレスの上に載せて使っていますが、コンパクトベッドは高反発のマットレスなので、沈み込まないので安心です。
・傾斜マットありがとう
生後2ヶ月ごろまでずっと吐き戻しの多い娘でしたが、夜間寝ているときは傾斜マットのおかげかなと思っています。
娘がだんだん大きくなってきて、下に身体がズレていくことが増えたので、途中で取り外しました。
・手が当たって引っ掻き音が気になる
生後5ヶ月直前で8kg、64.3cmの娘ですが、両手を広げて寝るようになりました。手をバタつかせるようになってから
カリッカリッカリッ
サイドパッドの内側を引っ掻くようになりました。3ヶ月ごろまでバンザイ寝でしたが、5か月頃になってから手を横に広げて寝るようになり、手がサイドパッドに届くようになったのです。

我が家では、サイドパッドをL字型に貼り直して、娘を中心から少し左側にずらして寝かせるようにしています。
それでも写真の赤矢印の通り右腕がギリギリです。赤ちゃんは縦幅だけでなく、横幅も大きくなるので注意です。
・くぼみが気になる
マットレスの折り目となる部分に隙間ができます。隙間はマジックテープで固定できるのですが、やはり多少くぼみができてしまいます。

筆者は、マットの上にシートとバスタオルを敷いているので、表面はそこまで気になりません。押し込むと多少へこんでしまうので、くぼみにハンドタオルを詰めれば平らになります。

オムツ替えの際にコンパクトベッドの中に入ることになります。フレームが潰れてしまいやすくなるので、フレーム下部の部材を取り出してしまいましょう。
全てを解決するなら「フリー」
さて、ここまでノーマルサイズとラージサイズを中心に解説してきましたが、どれも一長一短で、何かの機能を諦めなければならないと感じられたかと思います。
筆者はラージサイズを使って、色々とカスタマイズして使って満足しています。
ただ…コンパクトベッドフリーというベッドであれば、カスタマイズすることなく問題はすべて解決していたように思います。
ここでは全ての問題が解決できる、「フリー」をご紹介します。
フリーで他サイズのジレンマを解消
フリーは、ノーマルサイズにも、ラージサイズにもなります。他種類のいいとこ取りをしていて最強のコンパクトベッドです。
- フリー
- 外寸…幅60x奥行90x高さ18cm
- 内寸…幅50x奥行80x高さ13cm
- フルオープンモード…幅72x奥行102x高さ13cm
- 折り畳んだ状態…幅60x奥行26x高さ45cm
- 重さ…4kg
フルオープンモードとは、全てのフレームを横に倒した状態で、寝んねスペースを広くできる仕様のことです。

コンパクトベッド「フリー」であれば、フルオープンモード以外にも添い寝モード、お世話モード、ハーフオープンモードに簡単に変換できます。



育児シーンに合わせて、サイズを大きくする事ができる・壁を広げることができ、よりお世話がしやすい商品です。
つまり筆者が頑張ってカスタマイズしていたことが全部叶う…ということです。
折り目の部分のくぼみについても、フリーでは改良されていて、くぼみをファスナーで固定できます。

また、フリーの素材は、高品質のポリエステルを使用していてソフトな肌触り。カリカリといった引っ掻き音は気になりません。
別売のジョイントマットを使えば、ベッドを拡張できるので3歳以降も使えます。

デメリットは?
デメリット、それは、
シリーズの中で一番高い。
フリーは融通が効くことと、高品質な素材を使用している分、少し高めの価格設定となっています。
しかし、「持ち運びができる」「広く使える」「長く使える」を全て叶えることができます。
コンパクトベッドフリーは、持ち運べる点を加えても、価格は3万以下ですので、個人的には非常にコスパのよい商品だと思います。
筆者は寝床としてコンパクトベッドフィットラージを使用していますが、数千円の差ならフリーを選べばよかったと後悔しています。(出産間近に焦って購入した為のミスです。)
おわりに
いかがでしたか?ファルスカのコンパクトベッドは、マットは高反発マットレスで安全ですし、付属品の傾斜パッドや敷きパッドそれぞれの性能も優れています。床に置いてもフレームがあるのでホコリは気にせず使用できます。
場所を取らずに安全な赤ちゃんのねんねのスペースが確保できますよ。
出産準備は大変かと思いますが、赤ちゃんのためにも、お世話するママにとっても良いベッドが見つかれば幸いです。
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