ファルスカのコンパクトベッドは省スペースで使い勝手がよさそう。
でもどれを選べばいいのかな?寝返りはじめても使えるのかな?長く使えないって本当かな?
こういった疑問を解決します。
本記事を読んでいるほとんどの方は、大型のベビーベッドが置けなかったり、転勤や里帰り出産など住まいがよく変わる予定という環境面の悩みがあってコンパクトベッドを検討されているのではないでしょうか。
さらに口コミを読んでいると、赤ちゃんが寝てくれないパターンもあって、購入は不安ですよね。ベビーベッドを選ぶのはめちゃくちゃ悩みます。なぜなら高いから。
使いやすくてコスパが良いものを選びましょうね。
この記事を読むとわかること
- ファルスカコンパクトベッドの使用適齢期と口コミが違う理由
- 一番コスパのよいコンパクトベッド
- より長くコンパクトベッドを使うための裏ワザ
筆者は2020年の夏に転勤先の狭めの賃貸マンションで、一人目の子どもに「ファルスカコンパクトベッドFIT L」を購入しました。今はもう戸建てに引っ越しましたが、今でも使用しています(娘現在3歳6か月)。
本記事では、ファルスカのコンパクトベッドをコスパよく選ぶ方法と、より長く使う方法を解説します。
【これが正解】コンパクトベッドの選び方
ファルスカコンパクトベッドの選び方を先に紹介します。
- 生後半年くらいまでのミニベッド・プレイマットとして使いたい→FIT
- 生後半年くらいまでのミニベッド・プレイマットとして使いたい、かつ布団など付属品が不要でコストを抑えたい→FIT LIGHT
- 標準サイズベビーベッドのマットレスとして使う、その後3歳くらいになっても使いたい→FIT L
- ミニベッドのマットレスとして使う、その後3歳くらいになっても使いたい→FREE
- 新生児期のベッド、お座りグッズとして使いたい→ベッドインベッドベッドインベッドフレックス
- コンパクトベッドが長く使えないのではないか、邪魔になるのではないかと不安がある→ベッドインベッドフレックス
本当にどれにするか悩んで困っている場合は、FREEかベッドインベッドフレックスをおすすめします。
この2つがコスパのよいベッドです。この理由ですが、本記事で後述する「いつまで使えるか」、そして各モデルの「付属品の違い」「使用想定シーン」がポイントになります。
ファルスカコンパクトベッドの特長と使用適齢期は?
それでは詳しくみていきましょう。まず、ファルスカのコンパクトベッドの種類を簡単に説明します。
ファルスカコンパクトベッドの特長と付属品
サイズは主に2つ「ノーマルサイズ」「ラージサイズ」があります。FREEに関しては可変サイズとなります。それぞれのサイズと機能比較表はこちらです。
製品名 | FIT ノーマルサイズ | LIGHT (ノーマルサイズ) | FIT L (ラージサイズ) | FREE |
---|---|---|---|---|
外観 | ||||
価格(税込) オーガニック価格(税込) | 19800円 22000円 | 16500円 | 31900円 | 29700円 |
使用月齢 | 0~12ヶ月 | 0~12ヶ月 | 0~36ヶ月 | 新生児~身長約85cm |
およそのサイズ(cm) ① 開いた時 ②閉じた時 | ① w60×h19×d90 内寸w50xh13xd80 ② w60×h45×d24 | ① w60×h19×d90 内寸w50xh13xd80 ② w60×h45×d24 | ① w70×h19×d120 内寸w60xh13xd110 ② w70×h60×d24 | ① w60×h18×d90 内寸w50xh13xd80 ② w60×h45×d26 |
製品重量 | 約3.5kg | 約3kg | 約4kg | 約4kg |
カラー展開 | ブラウン/ベージュ | グレー/ネイビー | ブラウン/ベージュ | メランジグレー |
コットンmodel | ○ | ○ | ○ | ○ |
オーガニックmodel | ○ | なし | ○ | なし |
本体カバー | ○ | ○ | ○ | ○ |
固綿 | ○ | ○ | ○ | ○ |
ヌード布団 | ○ | × | ○ | ○ |
2way 布団カバー | ○/オーガニック | ○ | ○/オーガニック | 〇 |
敷きパッド | ○/オーガニック | ○ | ○/オーガニック | 〇 |
サイドパッド | ○ | ○ | ○ | 〇 |
傾斜クッション | 〇 | × | 〇 | 〇 |
ヌードまくら | × | × | ○/オーガニック | 〇 |
リングまくら | 〇/オーガニック | 〇 | × | × |
まくらカバー | × | × | ○/オーガニック | 〇 |
※オーガニックコットン素材は布団カバーと敷きパッド、まくらだけが対象です。
コンパクトベッドはいつまで使えるか
ファルスカ公式サイトではノーマルサイズとラージサイズの使用適齢期を回答しています。
公式サイトではノーマルは12ヶ月、ラージは36ヶ月と回答
ファルスカ公式販売サイトのQ&Aでは、以下のように答えられています。
Q.ファルスカ コンパクトベッドフィットLはいつまで使用できますか?
A. コンパクトベッドフィットLは、生後0ヶ月から約36ヶ月までご使用いただけます。コンパクトベッド『フィット』『ライト』は、生後0ヶ月から約12ヶ月までとなります。
O-BABY.net https://www.o-baby.net/
ノーマルサイズは12ヶ月、ラージサイズは36ヶ月(3歳)までとのことです。
実際に使用できる期間は?(口コミ・レビュー)
一方、口コミ・レビューはどうか?それぞれ見ていきましょう。
寝返りが激しくなって7ヶ月まで使いました
Amazon公式サイト コンパクトフィット (https://www.amazon.co.jp/ファルスカ-farska-コンパクトベッド-フィット-746068/dp/B00HE4T8VW)
5ヶ月にはいり寝返りをするようになり窮屈みたいで夜頻繁に起きて泣くようになってしまった
楽天市場 コンパクトフィットラージ (https://review.rakuten.co.jp/item/1/253127_10000526/1.1/sort3/)
半年過ぎたら両親と同じ布団で寝ることになった
Amazon公式サイト コンパクトフィット ラージ(https://www.amazon.co.jp/ファルスカ-farska-コンパクトベッド-フィット-746070/dp/B00HE4T8VM/ref=psdc_345966011_t1_B00HE4T8VW)
口コミ・レビューでは、実際に使用できた期間はバラバラで、全体的に、公式サイトが回答している年齢よりも、早めに卒業してしまったという口コミが多いです。原因は寝返りが始まった頃に卒業している様子です。
公式サイトの回答と口コミ・レビューの回答の差が、コンパクトベッドのサイズ選びを難しくしているようです。
コンパクトベッドのサイズは子どもの発育曲線に合わせている
なぜ公式サイトの使用適齢期と実際の口コミに差があるのでしょうか?
ノーマルサイズ、ラージサイズそれぞれのサイズと、幼児身体発育曲線を照らし合わせてみると赤ちゃんの身長は
・12ヶ月ごろに身長は70〜80cm
・3歳ごろに身長は86〜100cm
に成長することがわかります。赤ちゃんが寝たときにベッドに少し余裕が欲しいので、ベッドサイズにさらに+10cmの余裕を持たせてみましょう。それぞれの発育曲線の最大値に10cm足すと、80+10cmで90cm(=ノーマルサイズの縦の内寸)、100+10cmで110cm(=ラージサイズの縦の内寸)になっていることがわかります。
つまり、子どもの身長に合わせれば、それぞれ12ヶ月、36ヶ月まで使えるということですね。公式の回答は間違いではなさそうです。
口コミ・レビューにあった通り、赤ちゃんが動き出す「寝返り期」をどう乗り越えるかが、コンパクトベッドを使い続けるポイントです。
ファルスカコンパクトベッドは寝返りし始めても使える?
寝返りし始めても使えるか、の答えは
使い方によっては、使える。です。
「ベッドで安静にしていられる状態」は、口コミにあるように、赤ちゃんが手足を動かしたり、寝返りを打つようになったりすると難しいでしょう。
しかし、赤ちゃんの成長はそれぞれ。体の動かし方も個性なので、コンパクトベッドを標準のままで使っていては、「いつまで使える」とは言い切れない部分があります。長く使うためには、コンパクトベッドを工夫して使う必要があります。
ここでは、コンパクトベッドをどのように使えば長く使えるのかを説明していきます。
寝返り対策は必要
寝返りでベッドからはみ出してしまう問題は、ファルスカコンパクトベッド以外を使ったとしても避けられません。
赤ちゃんの間はコンパクトベッドを標準のままで使い続けるのは、正直難しいと思います。口コミ・レビューにあった通り、赤ちゃんが動くようになると使えなくなってしまいます。
ですが、少し手を加えるだけで寝返り期に入っても、使い続けることはできます。
より長く使う方法は?【裏ワザを紹介】
ファルスカのコンパクトベッドは、意外とフレキシブルに使える作りになっています。ここでは、公式や口コミでは紹介されていないコンパクトベッドの使い方を解説します。
ファルスカコンパクトベッドのマットは分解が可能
ファルスカのコンパクトベッドは本体カバーを取り外すことができます。
ファスナーを開けると、マットレスの部材をバラバラに取り出す事ができます。
上部、右上、左上、右下、左下、下部のフレーム部材と、背面(上)、背面(下)の部材を必要に応じて取り出せます。
チャックが上下にあるので、そこから4つずつ部材を取り出すことができます。
※うつ伏せ寝による窒息を防止する意味でも、できればフレームは残した方が良いですが、赤ちゃんの乗り上げが気になる方は、部材を取り出せばよいでしょう。
本来なら、この部材の取り出しは「カバーを外して洗う」が目的になりますが、それ以外にもお世話が楽になるような使い方ができますので、ご紹介します。
サイドパッドを取り外す・移動することが可能
サイドパッドはL字型に取り付けることもできます。片側が壁であったりベッドから落ちそうであったりするなら、サイドパッドがクッションになります。
サイドの部材を外して、L字にするだけで赤ちゃんのお世話やオムツ替えや授乳が楽になりますよ。
もちろん大人がコンパクトベッドに寝ぼけながら侵入してしまったり、大人の布団で赤ちゃんを塞がないように十分に気をつけてくださいね。
また、赤ちゃんがベッドからはみ出してしまった場合、頭を打ったりしないように、周りには何か敷物を用意しましょう。
昼間はベッド以外の使い方が可能
赤ちゃんは昼夜の区別がついてくると、昼間はリビングで過ごすことが増えます。
コンパクトベッドはプレイマットとして使うことえます。高反発マットレスなので、赤ちゃんがお座りして、おもちゃに囲まれて遊ぶには最適です。(おもちゃの片づけが楽です。。)
このような方法で口コミよりも長く使うことができます。
おまけ「サイズアウト」はしません
「寝返りが激しくてサイズアウトが早かった」という口コミが多いですが、生後半年ほどの赤ちゃんの身長で「サイズアウト」はおきません。そのような口コミを書いている時期が、まだ赤ちゃんの子育てをしているのかなと思わせる方が多いです。
「サイズアウト」は赤ちゃんが大きくなってしまってベッドからはみ出す話であって、どちらかというと「赤ちゃんが動くのが楽しくなってはみでてしまう」が正です。
つまり、動かずに寝られるようになった場合また使えるのです。3歳くらいまではコンパクトベッドは使用できます。親子でコミュニケーションがとれるようになる頃になれば再度使うタイミングがあります。
実際に筆者の娘も4か月くらいでベッドからは出ていくので、一度ベッドとして使うのをやめています。赤ちゃん期からもう少し成長して、2歳くらいになるとじっとして寝られることが増え、お昼寝用ベッドとして改めて使えるようになる時期がやってきますので、安心してください。リビングで子どもが寝られる環境を簡単に整えられるということは、お昼寝以外にも体調不良のときも含めて、これから先も重宝しますよ。(3歳の娘も実際にまだ使っています。)
【必見】どれにする?目的別コンパクトベッドの選び方
先述の通り、ファルスカのコンパクトベッドは赤ちゃんの成長に合わせて単純には選べないことがわかります。
ここではノーマルサイズがいいのか、ラージサイズがいいのか、それとも他にもおすすめがあるのか(重要)、目的シーン別にお答えします。
寝室のベッド/リビングでお昼寝用として使う
標準サイズのベビーベッドのマットレスとして使う場合や、使う目的がはっきりしていて、長く使いたい場合はラージサイズをおすすめします。お昼寝用にのみ使う場合はリビングの隅に折り畳んでしまうことができます。
リビングー寝室を移動して使うことは可能なのですが、ラージサイズは大きめです。コンパクトといっても1階と2階を行ったり来たりするのは大変ですので、その点は注意しましょう。
赤ちゃんをお迎えする際に購入した「コンパクトベッドFIT ラージ」について、実際に使ってみた感想や使い方をこちらの記事で紹介しています。
公共機関を利用した里帰り、ホテル暮らしなどの移動が多い
里帰りや旅行、友達の家に訪問するなど、赤ちゃんと一緒に移動することが多い場合はノーマルサイズをおすすめします。ノーマルサイズは3kg程度なのでリビングー寝室間も手軽に持ち運びができます。
車での移動ならばラージサイズでも問題ないですが、電車での移動は正直ラージサイズは大きく、5kgと重いので大変です。
基本的にはノーマルサイズをおすすめしますが、もし布団やまくらなど準備が済んでいるなら、さらに軽めの作りの「LIGHT(春夏用)」がコストが抑えられるのでおすすめです。
ベッドは低月齢期のみ使う
赤ちゃんが小さい時期だけ使うと決まっているのであれば、ノーマルサイズ、もしくはベッドインベッドで十分だと思います。
もし、2・3ヶ月の間だけの短い期間のベッドが必要であれば、ファルスカのベッドインベッドはおすすめです。
帰省が電車や新幹線、飛行機などを使う方もいると思います。持ち込む(里帰りが終わって自宅に帰るときも)場合も、40cmほどの小ささになります。箱に詰めて送る送料の負担も減りますし、なんならカバンにも入りますよ←めちゃくちゃすごくないですか?
それでも決められないならFREEかベッドインベッドフレックス
高額なグッズは長く使いたい、コスパよく使いたい。これはベビーベッド購入に悩む全親がぶち当たる壁です。
ファルスカのコンパクトベッドは「サイズアウトが早かったけど、使ってよかった」という口コミは正直多いです。それでも購入に悩める方は「ベッド以外に長く使える」という商品コンセプトのFREEかベッドインベッドフレックスをおすすめします。
FREEはベッドのフレームを5wayで変形でき、フレームを倒すとおむつ替えが簡単に。さらに、チャックでマットレスと連結させれば家族で使えるマットレスとしても使えます。
ウラ技でご紹介した、FIT Lの部材を抜いたり、L字パッドを張り替えなくてもお世話しやすくなります。またクリエイティブコットと一緒に使用すると、さらに使いみちが広がります。
そして、ベッドインベッドフレックスは、ベッドとして使い終わった後も様々な使い道があります。キッズチェア、チェアベルト、お食事シートと変化できるのでコスパ良しです。
食事サポートのクッションや、外出してお食事するときのベルトは3歳くらいまでしばらく使えます。筆者はコンパクトベッドFIT Lを選択しましたが、椅子やチェアベルトは別で購入していて、使用期間も長く、使用頻度が高いベビーグッズでした。
なのでFREEかベッドインベッドフレックスのどちらかを選ぶと、長く使えること間違いありません。
筆者おすすめのファルスカベッドの選び方まとめ
冒頭と同じ内容になりますが、筆者のファルスカコンパクトベッドのおすすめの選び方は以下の通りです。
本当にどれにするか悩んで困っている場合は、FREEかベッドインベッドをおすすめします。
おわりに
いかがでしたか?ファルスカのコンパクトベッドは、床でも、ベッドの上でも使えますし、畳めるので省スペース。持ち運びもできる人気のベッドです。
ベッドインベッドフレックスも新生児の添い寝ベッド以外の使いみちが豊富なので、安心して使い倒せる商品だと思います。場所を取らずに安全な赤ちゃんのねんねのスペースが確保できますよ。
出産準備は何かと大変かと思いますが、赤ちゃんのためにも、お世話するママにとっても良いベッドが見つかれば幸いです。