実際に使用期間が短かったという割にファルスカのコンパクトベッドを買ってよかった、という口コミが多いけど、正直な感想を知りたい。本当のところの使い方や口コミを知りたい。
こういった疑問を解決します。
この記事を読むとわかることは以下の通りです。
- ファルスカコンパクトベッドFIT Lを使った感想
- いつまで使えたか
- FIT Lの使用感と実際のメリットデメリット
- デメリットの解消方法
筆者は転勤先の狭めの賃貸マンションで、一人目の子どもに「ファルスカコンパクトベッドFIT L」を新生児から使用しています。
この記事ではコンパクトベッド FIT Lを選んだ理由、実際の使い方や、使った上で感じたメリット、デメリットを紹介します。
筆者がファルスカのコンパクトベッドFIT L を選んだ理由
- 1LDK賃貸で、ベビーベッドは置けない部屋の広さに住んでいた
- 寝かしつけるときに、自分のベッドの近くでお世話をしたかったので、ベッドの上に置けるベッドを探していた
- いつ転勤先から戻るかわからなかった、戻ったとしても賃貸は確実だったので、コンパクトになるベッドを探していた
- コンパクトでかつなるべく長く使用できそうな標準サイズのベッドを探していた
といった理由が挙げられます。
赤ちゃん期~実際の使い方
筆者は実際、商品紹介サイトで説明されている使用方法だけではなく、かなりカスタマイズしながら使ってきました。ここでは他では紹介されていない、ファルスカのコンパクトベッド FIT Lの新生児期~現在(3歳)の使い方を紹介します。
前提ですが、、娘の気質は「アクティブタイプ」で、寝る前に寝室のベッドの上を十分に動いてからじゃないと寝ませんでした。体力モリモリ系で、昼寝は2歳ごろに卒業していったタイプの子どもです。
新生児期の使い方
我が家ではベッドマットレスの上にコンパクトベッドを置いていました。娘と母親の私が横に並んで寝ている感じです。
新生児の頃は、周りに大判のタオルケットを筒状に巻いたもので囲みました(子宮の中を思い出して、安心するらしいです)。枕はタオルのみです。
敷パッドの上には、バスタオル、そして背中スイッチを軽減するために、イブルの抱っこ布団を敷布団代わりに使っていました。
生後5か月頃までの使い方【裏ワザ使用】
娘の成長に合わせて、カスタマイズしました。部材を抜きました。
こんな感じです。以下の記事中にてコンパクトベッドFITの部材を抜く方法を紹介しています。
また、娘は向き癖があり、頭が絶壁になってきたので、ドーナツ枕に替えました。コンパクトベッドFIT Lにはドーナツ枕が付いていないので、別で買いました。
生後6か月でいったん夜間のコンパクトベッドは卒業
この頃娘は寝返りが激しくなるだけでなく、ベッドの上を冒険し暴れて寝ていきました。夜間はコンパクトベッドは卒業し、大人用のシングルベッドを使い始めました。(夫はその間追い出され、別室で寝てもらいました)
リビングでプレイマットとして使用しました。
お昼寝用としてはまだまだ使えますが、娘はラージサイズの中でさえじっと動かずに寝られなかったので、お昼寝も抱っこで寝かしつけた後大人用のベッドで寝てもらいました。
生後8か月でプレイマットは卒業
ハイハイやつかまり立ちなど、動きが激しくなってきたので、プレイマットも185×185サイズになる大きさのものを別途購入しました。ここでコンパクトベッドは一旦片づけました。
【必見】2歳~まさかのまたコンパクトベッドが必要に
コンパクトベッド使用場所を変更しました。リビングです。ここで、本来なら「コンパクトベッドは、お昼寝に使用できることがあるよ」という話をしたかったのですが、お昼寝以外の用途でコンパクトベッドが役に立ったのでご紹介します。(筆者の娘の場合、2歳を過ぎると全くお昼寝をしなくなりました。)
①イヤイヤ期に魔法の「スペシャルベッド」
子供が寝室で寝るのが強烈にイヤだという時期がありました。イヤイヤ期です。
リビングが大人が集まる場所だから一緒にいたかったのでしょうか。子供布団は持っていないし、床で寝かせるわけにもいかず。無理やり連れて行っても鋼の意志でリビングに戻ります。
そこで、コンパクトベッドを出して「このスペシャルベッドで寝てみない?」
すると、なぜか目がキラキラになり、すっとコンパクトベッドの中に入って寝ることができました。娘は半年くらいリビングで寝ていました。
こんなところでイヤイヤ期のお助けアイテムになるとは思ってもみませんでした。
②体調が悪い時の寝場所に最適
熱が出ると子供は本当に動けずぐったり、何度も寝たり起きたりします。親としても悪化して吐いたりしないか、目が離せない状況です。それにまだまだ幼いので、親から離れた部屋にひとり寝室で寝るのは、嫌がります。
何度も起きて、何度も寝てを繰り返していたので、起きたら布団ごと折り畳み、立てて部屋の端に寄せておけるので、邪魔にならず非常に便利でした。
娘の身長も2~3歳平均の85cm~94cmでしたが、この頃はじっとしながら目をとじて寝ることができ、かつコンパクトベッドも70×120のラージサイズだったので、ちょうど身体がおさまるよいサイズのベッドでした。
3歳娘は年末にも熱を出し、リビングで寝てもらいました。
使ってみた感想
実際にコンパクトベッド FIT Lを使ってみて良かったこと・困ったことをご紹介します。
良かったこと
・大人の寝相から守ることができて安心
コンパクトベッドのフレームがあることで、赤ちゃんのスペースが確保された安心感があります。
また寝相が悪い大人の手やかけ布団が侵入して埋れてしまわないかという心配も、フレームがあれば心配ありません。
大人用のベッドマットレスの上に載せて使っても、コンパクトベッドは高反発のマットレスなので、沈み込まないので安心です。
・傾斜マットありがとう
生後2ヶ月ごろまでずっと吐き戻しの多い娘でしたが、授乳後に夜間寝ているときに履き戻しが少なかったのは。おそらく傾斜マットのおかげと思っています。
ただし娘が大きくなってきて、下に身体がズレていくことが増えたので、途中で取り外しました。
ほかにも
・リビング⇔寝室の移動が布団ごと持っていけるので楽
・意外とフレキシブルな作りだったのでカスタマイズできた
・プレイマットとして使う時、おもちゃが散らばらなかった
・3歳を過ぎても、すぐに使う/しまうことができて重宝した
・体調不良でおねしょや吐いてしまっても洗える、すぐ乾く
などが挙げられます。
困ったこと
・赤ちゃんの手がサイドパッドに当たって、カリカリ引っ掻き音が気になる
生後5ヶ月直前で8kg、64.3cmの娘は、両手を広げて寝るようになりました。手をバタつかせるようになってから
カリッカリッカリッ
サイドパッドの内側を引っ掻くようになりました。3ヶ月ごろまでバンザイ寝でしたが、5か月頃になってから手を横に広げて寝るようになり、手がサイドパッドに届くようになったのです。
それでも腕がギリギリベッドに入るくらいです。赤ちゃんは縦幅だけでなく、横幅も大きくなるんですね。
・くぼみが気になる
マットレスの折り目となる部分に隙間ができます。隙間はマジックテープで固定できるのですが、やはり多少くぼみができてしまいます。
筆者は、マットの上にシートとバスタオルを敷いているので、表面はそこまで気になりませんが、押し込むと多少へこんでしまいます。
・コンパクトベッドの壁部材がおむつ替えのときに邪魔になる
ベッドの上にコンパクトベッドを置くと、赤ちゃんのオムツ替えの際にコンパクトベッドの中に大人が侵入することになります。そうするとおむつ替えがやりにくかったり、フレームが潰れてしまいやすくなります。
・口コミ通り「使用期間が思ったより短い」はある意味正しかった
確かに赤ちゃん期の使用期間は、公式で書かれている適齢期より短かったです。我が家もプレイマットの使用を含めても、いったん8か月くらいでコンパクトベッドを卒業しました。
しかし、また2歳くらいから使っています。
(使用適齢期にまさか空き期間があるとは思ってもみませんでしたが)←今ならいえる感想です。
調べても「寝返りが激しくてサイズアウトが早かった」という口コミが多いですが、おそらく、まだ赤ちゃんの子育てをしているときに書いている口コミのように見受けられます。
成長曲線的に生後半年の身長で「サイズアウト」はおきません。どちらかというと「赤ちゃんが動くのが楽しくなって、ベッドからはみでていってしまう」が正です。
筆者の娘は結構アクティブな方の赤ちゃんだったので、他の口コミの方々と同様に「早くにコンパクトベッドが使えなくなってしまった」と思っていました。
ですが、もう少し成長して、2歳くらいになるとじっとして寝られることが増えるので、お昼寝用ベッドとして、改めて使えるようになる時期がやってきます。安心してください。もしお子さんんのイヤイヤ期で、本記事を覚えていたら「スペシャルなベッドで寝てみない?」と誘ってみてください。
コンパクトベッド FIT Lの満足度は
筆者はコンパクトベッド FIT Lを使って、色々とカスタマイズして使ってなんとか赤ちゃんの寝床として使えて、わりと満足しています。
「わりと満足しています」には理由があって、後から知ったのですが、こちらのFIT Lではなく、コンパクトベッドFREEというベッドであれば、カスタマイズすることなく問題はすべて解決していたように思います。
FIT Lのデメリットを簡単に解決するなら「コンパクトベッド FREE」だった
ここでは全ての問題が解決できる、「FREE」をご紹介します。
FREEは、ノーマルサイズにも、ラージサイズにもなります。他種類のいいとこ取りをしていて最強のコンパクトベッドです。使用時は広々使えるのに、ノーマルサイズでもしまえます。
- FREEはフルオープンモードで大き目にできます
- 外寸…幅60x奥行90x高さ18cm
- 内寸…幅50x奥行80x高さ13cm
- フルオープンモード…幅72x奥行102x高さ13cm
- 折り畳んだ状態…幅60x奥行26x高さ45cm
- 重さ…4kg
フルオープンモードとは、全てのフレームを横に倒した状態で、寝んねスペースを広くできる仕様のことです。
コンパクトベッド「FREE」であれば、フルオープンモード以外にも添い寝モード、お世話モード、ハーフオープンモードに簡単に変換できます。
育児シーンに合わせて、サイズを大きくする事ができる・壁を広げることができ、よりお世話がしやすい商品です。
つまり筆者が頑張ってカスタマイズしていたことが全部叶う…ということです。障壁になる部材をとりはずすことや、折り目の部分のくぼみについても、FREEでは改良されていて、くぼみをファスナーで固定できます。また敷パッドはスナップボタンでベッドに固定できるようになっていました。
また、付属品を追加購入すると、もっと広く使えるようです。1枚ジョイントマットレスを購入するだけで広々と使えます。
また、マットレスカバーの素材もFIT Lから改良されたポリエステル生地を使用しているようで、マットレスのカバーは撥水性に特化したポリエステル生地を採用しています。FITシリーズよりも柔らかく、インテリアに調和しやすいメランジ(霜降り調)のポリエステルです。
FREEの実際の表面は、少しやわらかめに感じました。こすっても、FIT Lのカバーをこすったときのような「カリカリっ」という音はしなくなっていました。
コンパクトベッド FREEのデメリットは?
デメリット、それは、
シリーズの中で後から購入する付属品が一番多い。という点でしょうか。
FREEは「持ち運びができる」「広く使える」「長く使える」を全て叶えることができますが、「広く使える」ためには都度付属品を購入していく必要があるからです。
その都度購入は面倒ですが、必要な時に必要な分が購入できるので、購入者の意思を尊重してくれていると私は感じます。
コンパクトベッドFREEは、持ち運べる点を加えても、価格は3万程度ですので、個人的には非常にコスパのよい商品だと思います。あまり知られてないと思いますが、実は「FREE」の価格は、以前は「FIT L」の価格より3000円程高かったんです。それを考えるといま結構お得になっているように感じます。
筆者は子どもの寝床としてコンパクトベッドFIT Lを使用していましたが、FREEがFIT Lより高額だった当時でも、数千円の差ならFREEを選べばよかったと後悔しています。(ベッドを購入した2020年はFREEが新製品で市場に出たばかりで高かった、かつ出産間近に焦って購入した為に情報収集に焦ったのが原因です。公式サイトにも掲載されていない商品でした)
さらに、FREEはクリエイティブコットにぴったりマットレスがはまるという点は筆者にとってはめちゃくちゃメリットで悔やまれます。筆者は2人目のベビーベッドにクリエイティブコットlargeを購入しましたが、マットレスについては別で購入しました。
筆者と同じく、「一人目の子育て環境が狭めマンション&布団の上にコンパクトベッド→二人目以降の将来は戸建て&ベビーベッド」と考えている方は、ぜひとも最初はFREEをおすすめします。
クリエイティブコットの場合、コンパクトベッド FREEをベビーマットレスとして使えるのはもちろん、ベッド以外にキッズソファーにも変形させることができます。さらにはFREEのマットレスをソファーの座面にも使えたりするので、使いみちが数多くあります。
おわりに
いかがでしたか?ファルスカのコンパクトベッドは、マットは高反発マットレスで安全ですし、付属品の傾斜パッドや敷きパッドそれぞれの性能も優れています。床に置いてもフレームがあるのでホコリは気にせず使用できます。
場所を取らずに安全な赤ちゃんのねんねのスペースが確保できますよ。
出産準備は大変かと思いますが、赤ちゃんのためにも、お世話するママにとっても良いベッドが見つかれば幸いです。