【豊中市産後ケア体験記】申請は妊娠中にやっておこう

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妊娠中のママさん、産後ケアサービスをご存知ですか?産後ケアとは出産後、自宅に帰っても手伝ってくれる人がいない、お産と育児の疲れから体調がよくないなど、出産後、育児などの支援が必要な人を支援するサービスです。私の場合初産で、夫に一週間育休を取得してもらっていましたが育休終了後は日中は家に娘と2人。わけもわからず泣く娘や初めての育児で家に1人で心細くなり、コロナ禍の中で里帰りもできず育児をするのが限界になりました。その時にふと思い出した産後ケアサービスでかなり助けられました。

この記事では、出産後に自治体が実施している産後ケアサービスを申し込み&利用した私の経験をもとに、サービスの申し込み審査条件やかかった費用や病院での体験などをご紹介します。

産後ケアが3割費用負担で可能

産後ケアは基本的に民間の病院やケア施設が独自で実施しています。誰でも申し込めますが病院の場合同じ産院で出産していると料金が優遇されるパターンが多いようです。一方、自治体の事業として産後ケアサービスを実施しているところも多くあり、受けられるサービス内容は1日単位のデイサービス型(宿泊なしの日中のみ)や、連泊もできる宿泊型サービスなど実施内容は自治体によっては異なるようです。

私の住んでいる豊中市では2020年度からこの事業を始めており、申し込み時に審査があり、ママのケアが必要と認められた場合、自治体を通して申し込むと、個室がつかえる産院では他院出産したママの場合1泊25000円のところが1泊5600円となり、産後ケアサービスが民間利用よりも通常の3割程度の負担で済み、かなり安めの利用料で入院できます。私は自治体が実施している宿泊型の産後ケアサービスを利用しました。

産後ケア自治体の審査通過は難しい?申し込み方法や受け入れ先の病院などの条件

産後ケアの申し込みは電話で市の母子保健課が受け付けているところが多いようです。私も産後ケアサービスを申し込みたい旨を伝えたところ、自宅まで市の保健師さんに来てもらえることになりました。家にいたまま簡単な書類の記入で申し込みができたのは大変助かりました。産後の身も心もボロボロの状態で、このコロナ禍の中で、生後間もない子を連れて人の多い市役所までバスに乗って手続きしてって無茶にも程があるわ〜と思っていたのですが、心遣いがありがたかったでです。もうギリギリの状態のときに申請したので、出産後ではなく、少し余裕を持って出産前に申し込みしておけばよかったなと反省しています。

審査ですが、実家に帰れないし夫が仕事で多忙だったという理由だったのですが、すんなり審査は通りました。

私の場合、各自治体や8月あたりから新規感染者が増加していたため、里帰りは中止し、大阪の自宅で育児することにしました。しかし、退院後2週間頃までは夫の協力もあり耐えたものの、やばいやばい寝たい、娘よ寝てくれ、と心がギリギリになってきたときに産後ケアサービスについて市に電話で問い合わせました。本当は妊娠中の出産前に「産後このくらいの時期にサービス使いたい」って申請しておくのが本筋だと思います。しかし産後に問い合わせても申請ができたし、さらに「なるべく早く利用したい」という希望も受け付けてもらえました。

利用条件ですが、自治体で異なります。豊中市では赤ちゃんが生後3ヶ月以内の間に、合計7日間に収まれば、宿泊もデイサービスも選べました。日を空けても期間内であれば申し込めます。受け入れ先の病院がこの日OKと言ってくれれば入院できます。豊中市の場合は受け入れてもらえる病院が7つ提示されますが、病院ごとに日中のみの対応、宿泊も可能、と対応はそれぞれ異なっています。ただし私が申し込んだ9月時点ではコロナの影響で、宿泊型産後ケアの選択肢は徳洲会病院のみでした。(通常1泊25000円個室の産院を選びたかったのですが、選べませんでした)

産後ケアにかかった費用について

産後ケアでは、2泊3日の宿泊型産後ケアサービスを利用したところ、5600円+2800円の計8400円でした。

豊中市のホームページでは必要な費用が課税世帯で宿泊型は5600円、デイサービス型2800円と記載されていますが、2泊3日の場合は5600×2ではなく前述のように計算されるようです。

病院に着いてから、マジで休めた体験記

産後ケアでは朝昼晩の栄養たっぷりの三食おやつ付き、家事不要、希望すれば赤ちゃんも預かってくれてなんならお風呂も入れてくれる、深夜もミルクor 搾乳分も飲ませてくれる、いろんな助産師さんがいろいろ小技を教えてくれる、ママは寝れる、休める。ちなみに病院まで車で20分ほどかかるのですが、無料タクシー送迎付きでした。

上記の至り尽せりのママケアサービスですが、2泊3日で8400円でした。これを高いとみるか、安いとみるか。へろへろ状態になっている産後のママにとって、栄養たっぷりの食事なんて産後は全く作れる余裕がないと思います。また出産後は退院するまで母乳指導を受けますが、初産だったからついていけない事だらけ。なんたって身体がまだ痛いし座るのも苦痛だし、眠いし何をすればわかんない脳内ビジー状態のまま退院です。産んでから1週間もあるじゃんって、こっちからすれば1週間しかないんです。

一方で、産後ケアの入院中は娘が母乳をどの程度飲んでくれているのかや、ママに合った飲ませ方、搾乳機の正しい使い方やタイミングなど、私自身の様子を見ながら助言してもらえるし、ママトレーニングって感じでした。乳児湿疹や脇のあたりを見て、沐浴の仕方がちょっと不十分だねっていう指摘もありました。赤ちゃんのお肌弱そうだけど、沐浴指導で結構ゴシゴシ洗ってあげてね〜って。そうなんだ!え?こんなに?いいの?初めて知ったわ〜ってなりました。

産後ケアは余裕ができる連泊がおすすめ

産後ケア1日目は入院の手続きや施設の説明とかで、結局休まる時間があまり無かったように思います。2日目の午後くらいからスマホをぼーっと眺める時間がでてきました。久しぶりに「暇」と思うようになりました。

1泊2日だと退院が2日目の日中になるので、休めた気がしないのではないかと思います。可能な限り連泊すると余裕が出てくるのでおすすめします。

産後ケアは本当に休まるからたくさんのママに広まれ〜

産後ケアってどれくらいのママが知ってるのでしょうか。そもそも自治体のホームページのお知らせを購読する方も少ないと思うし、市のサービスなんて中々知る機会がないのです。私が運良くこの産後ケアサービスを知ったきっかけは、出産した産院を退院する際に助産師さんとの面談で「産後ケアサービスなんだけど、今年から市から補助出るようになってるから問い合わせてみてね。今年から知る人ぞ知るって感じなんだけど。」「うちの産院も受入やってて、ご飯も出るし赤ちゃんも預かるからママはゆっくりできるからめっちゃお得よ〜」って教えてもらえたのです。(でも、その時はそうなんですね〜程度の気持ちで聞いていたため、すぐに市のホームページを見ようとは思いませんでした。なに余裕ぶってたんだ。)なので、こんなにママが休めるサービスと思ってなかったので「はやく申し込めばよかった〜」の感想に尽きます。

娘はそろそろ4ヶ月になりますが、今は育児に少し余裕が出てきたので振り返ることができますが、産後1〜2ヶ月の心の状態は穏やかではありません。ガルガルとかはしなかったんですけど、これで合ってる?の繰り返し。こういうときにちょっと誰かに助言もらえたりすると安心します。出産後のママがずっと笑顔でいらるように、是非お住まいの自治体に産後ケアサービスを実施していないか問い合わせて利用してみてください。

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